障害児のパパとママへ


我が子が障害児と解り
市の肢体不自由児施設に通い始めたのは生後9ヶ月からでした。

娘のリハビリのためがその理由だったけれど
振り返ると私の心のケアのために必要だから
通っていたように思います。

とても素敵なママたちに出会えたことは本当に
ラッキーなことでした。

この時期 先輩のお母さんたちの話を聞くのがいちばん
こころに安らぎや栄養を与えてくれたように思います。

母親は10ヶ月自分の体内で生まれてくる子どもを
慈しみ育てて少しずつ母親になっていきます。

つわりや自分の身体の変化と共に、、

そして我が子に会う日を誰もが楽しみにして
出産を迎えるわけです。


出産という苦しみは男性には超えられない痛みだと聞きます。

たしかにこの世にこんな痛みがあったのかと思う程の
痛みでした。

私は自分が出産後初めて母に感謝することができたのです。


こんな思いをして私を生んでくれてありがとう、、
それが産後私が自然に母に言った言葉でした。


母になって初めて見えることがたくさんありました。

出産の大変さを乗り越えると
モノの見え方が少し変わった感じがしました。

角度が広くなる感じかもしれません。

いきなり産後 「親」よいうものになります。
なったら永遠に親です。

なって初めて親としての自覚というものが生まれてきます。

でも正確には親になっても
自分というものは 何も変わっていなくて
子どもによって子どものような自分が親にしてもらって
成長させてもらって親というものになっていくのだと思います。

子どもが段々に成長して親になっていくように
親も段々に成長して親になっていく、、


父親は生まれてから我が子の顔を見て段々にが大きな違いで
実に母親のそれと時間差があります。

子どもが障害を持って生まれたとき

どれだけ父親が同じように子どもを大切に思っていると
言っても思っても
母親のその思いを同じように理解することは到底
できないと私は思っています。

なぜならば全く違う性を持っているから。

私の場合の気持ちを素直に書くとこうでした。

母親として

「ちゃんと生んであげれなかった」という気持ちで苦しみ
自分の責任でこの子がこうなってしまったのでは、、と
自らをさらに追い詰めました。

さらに○○が原因だったのでは?

これが理由?あれが理由?と原因探しを始めました。

それをしても 何も現実は変わるわけでもないのに。
自らが自らを追い込み さらに自分の心を傷つけました。

まるで自分の運転ミスで愛する子どもを
事故にあわせ大きな後遺症を持たせてしまったような
そんな気持ちがずっと消せませんでした。

何度も何度もその時を思い出し
やがて何度もその時にと
フラッシュバックが始まってしまいました。

障害宣告を受けたのは夏でした。

その時と似ている夏の感覚や聞こえていた蝉の声を
聞いただけで そこへと何度も意識がワープしました。

女として

自分は欠陥なのではないだろうかと苦しんだ。
ちゃんと生んであげることもできなかった、、という
苦しみ。

ごめんなさい、、
ごめんなさい、、と何度も何度謝ってみても
それは変わるものではなくて、、、

母親は自分の中で大切に育んできたからこそ
愛すればこそ
愛しいからこそ

子どもが障害児であった場合

それが出産時のトラブルだったとしても
先天性であったにとしても
理由がまったくわからなかったとしても
そんなことは全く本当は関係がなくて

深く傷つき 

さらに自責の念でさらに自分を痛みつける
そんな時期が障害児を抱える母親には誰にでもあると思います。

そんな心をそう簡単に見せようとは思いません。

自己防衛心も働きました。
私じゃないって言って欲しいと何度も思っていました。
それでいてさらにさらに自分を追い詰めて
そのうちに理由なんてどうでもよくなっていきました。

平行して毎日子どもが少しでもよくなることを 
ただただ願っていて 

小さな心は一日中いろんなことに敏感に反応して
実に色んなことを考え自分で自分を追い詰めていたように思います。

女性は強そうでいて実に繊細。
強く見えていても 
ガラス細工のように心の部分は
傷つきやすいのです。

全国の障害を持つ子のパパさんへ

どうかママのこころを感じてあげてください。
生涯の大切なパートナーとして
大切に支えてあげてください。

パパも驚いたかもしれないけれど
一日中ママは子育てに追われて
自分を見つめる時間もなく
過ごしています。

この時期私は仕事をしているほうがどれだけ楽だろうかと
真剣に思いました。

ママは現実をそのままに受け入れようと
一日中 慣れない病院通いや検査、
そして療育と

マニュアルにない障害児の子育てを
そのままにがんばっているけれど
でも本当は心がついていけないのにがんばってる、、
(私は今まで多くの母親たちを見てそう感じています)

こころのバランスがとれないでいます。

そして自分を心の片隅で最初は責めています。

すべてのことが初めてでママは一生懸命です。
どうか大切な愛する人をそっとそばで
ささえてあげてください。

時には照れくさいかもしれないけれど
言葉にして態度に示して、、

そんな一言が
たった一言が
女性は嬉しいものです。

つらい時期だからこそ
どうか現実から逃げないで
仕事に逃げないで
ママをささえてあげてください。

そしてママへ

愛する子どもが障害を持って
この世に生を受けたこと

中途障害になったこと

どれもママのせいではありません。

障害をもって生まれてくるということも
ちゃんと生まれる前に子どもたちは選択して
取り決めて喜びでこの世に生を受けています。

そして信じたくないかもしれないけれど
その親になることも実は自らがチョイスしています。

なんでそんなことが言えるのか。

私にはそんな前世の記憶がその部分だけ
しっかりと残っているからです。

私にとってはこれは真実です。

(現実の私はこんななのに
 生前生まれてくる前喜びで障害を持つ子を授かることを
 チョイスしている私のなんともいえない不思議な記憶、、)

それを超えていくだけの強い何かをもって
子どもたちはちゃんと生まれてきているのですから。

そして私たち親も ちゃんと超えられるからこそ
神様はこんな私たちに大切な大切な一つの輝く魂を
そっと優しく手渡して下さったと私は信じています。


あなたなら慈しんで育んで大切に育ててくれると
選んで下さったのだと信じます。

私たちは子どもたちによって
学びと気づきを与えられるチャンスをもらったのです。

実にラッキーなのです。

なぜならばその分 魂の成長が加速して
違う自分を手に入れることができるのですから。

子どもが小さな成長をするたびに
心が震えるような味わったこともない喜びを
心で感じることでしょう。

そしてその子を授かったからこそ与えられる
すばらしい出会いも未来にはいくつも用意されています。
そのたびにあなたは素敵な出会いに
心から感謝をすることでしょう。

イノチの輝きを感じる瞬間を得る時が必ず来ることでしょう。

もう自分を責めるのも過去を悔やむのも
一緒にやめましょう。

すぐにやめれなくても
やめるように努力しましょう。

「こつ」は気持ちの切り替えです。

難しいと思ったらなんでも難しいけれど
本当は実に簡単、シンプルなことです(o^-^o)

マイナス思考になって得られることは
何もありません。マイナス思考はマイナス波動を
自らが呼び込み 自らを苦しめるだけで
いいことはひとつもありませんし
起こらないと断言します 笑

十分にもう苦しんだはずです(o^-^o)
もういいんです。
もう、、(o^-^o)

人間はひとりも同じ人はいません。
違っていていいのです。
そしてそれぞれが光り輝いています。

その輝きを見てください。

輝かない部分ばかりを見ないで
その輝きをどうか感じてください。

大好きなママやパパに泣いて欲しいなんて
子どもたちは思っていません。
そんなことを知ったら悲しんでしまいます。

子どもたちを見てください。

子どもたちはそのままに自分を受け入れ
楽しんで生きているでしょ?

笑顔の瞬間をいっぱい作ってあげたいですね♪
そして親として無理もする必要はありません。

あなたはそのままのあなたでいて
私は私でいい。
それでいいんです。

(o^-^o)

by cona  こころをこめて


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